あるみの気ままブログ

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#15【読書レビュー】「響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章」を読んでみた

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みなさん、こんばんは。あるみです。

最近寒さが和らいだ…と思いきや土日は冷たい雨が降りそうですね☔️。

冬は食べ物が美味しいので好きな季節なのですが、寒いのだけはどうしても我慢なりません。あー早く春が来てほしい!

さて、今回紹介する本は「響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章」です。

上・下巻に分かれた結構長めの小説なのですが、吹奏楽経験者の私は物語にすっかりのめり込んでしまって、一気に読破してしまいました笑。

 

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主人公の黄前久美子は、3年生のユーフォニアム担当。ここ数年で強豪校へと成り上がった、北宇治高校吹奏楽部の部長となります。

部長として部員同士の軋轢を心配する傍ら、自分のパートへの転入生が上手であることを知り、悔しさや劣等感が混ざり合った「モヤモヤとした感情」を抱くようになります。

さらには、今まで仲良く協力して部の運営をやってきた、副部長・ドラムメジャーと意見が衝突する、部の運営方針で顧問に対して不信感を抱くなど、部のトップを任される側になって生まれる悩みにも向き合っていくことに。

果たして久美子の高校生活最後の1年は、どのようになっていくのか。そしてコンクールの結果はいかに!?

 

「響け!ユーフォニアム」シリーズでは「オーディションのせいで部員同士の仲が気まずくなる」「部の方針が合わない、勉強を優先したいといった理由で部活を辞める人がいる」など、吹奏楽部でありがちなシチュエーションが登場人物の感情の動きと共に描かれていて、臨場感があります。

アニメ版ではキャラクターの動き・表情、そして演奏の音源という要素がプラスされて、小説で物語の筋書きを知っていても新たな発見があり、楽しめました♫。

 

この巻で印象に残ったセリフはこちらです。

「今の私たちの毎日は種まきみたいなもので、未来の楽しみをいっぱい、いろんなとこに埋めてるんやろうなってー大人になった時にテレビで吹いたことのある曲が流れたり、街中で演奏してる子供を見かけたりするわけやん。そしたら、懐かしいなーって今の時間を思い出すやろ?生きているだけで、部活で一緒に過ごしてきた時間が掘り起こされていくねん。」(一部抜粋)

これは高校を卒業し大人になっていくこと、部活を引退して部活という一つの「居場所」を離れることに対して不安だ、と部員同士で話し合っている場面で、久美子と同じ低音パート部員でコントラバス担当の3年生・川島緑輝が言ったセリフです。

私は高校卒業後は吹奏楽を続けていないのですが、ある学校の吹奏楽部がドキュメンタリーや情報番組で取り上げられたり、吹奏楽の曲がテレビから流れると、思わず食い入るように観てしまうことが多々ありますし、コンサート・音楽鑑賞は今でも大好きです。

それは「自分が音楽を今でも好きであるから」だけではなく、「音楽を楽しんでいるプレイヤー」に自分を重ねて、親近感を覚えるから目が離せないのかなーと思っています。

吹奏楽を離れた今だからこそ、心に響くセリフでした。

あー楽器吹きたくなってきた!!コロナ収まってくれないかなー(泣)

 

吹奏楽やってた高校時代から好きな作品なので、思い入れが深くめっちゃ語っちゃいました。

それでは!!

 

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